マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

うちのライカさんは今日も元気です!

              こんばんは。

 

       先日は駄目で鬱陶しい余所者の件を書いたので

        今回は海外出身の妾の話をしましょうか。

 

       当家のマミヤさんのお話は以前致しましたが

       マミヤさんはブローニーフィルムという

         中判のフィルムをガシガシ食べる

             いやしんぼです。 

          当然食費は馬鹿になりませんし

         フィルム一本で12枚しか生産出来ない

             困ったさんです。

 

                んで

 

           燃費の良い一眼をと探す訳ですよ

          天下のニコン、フジ、ペン太辺りに

            狙いを定める訳ですが

          レンズが優秀すぎて面白味が無い

        そもそもマミヤさんで真面目な写りは十分だし

           一癖あるのを探してみよう!      

 

          面倒?いえいえ、同スペックの異形なんて

              金の無駄でしょう?

           癖を楽しんでこその趣味ですからねぇ。

 

      んで、とあるブログでズマールと云うレンズの独特の写りに

              はまっちゃう訳です

 

           大概が、ぼんやーりした写りで

           開放はボケも激しくオマケに回る

                でも

         それが味にもなるような嫌味の無い独特の写り。

          条件が重なればキリっとした写りも可能!

 

               惹かれません?

 

        電動スクーターでバイクに乗ってる気になるより

      オイルもれ、カブリ、パワーバンド意味不明の500ssの方が

             面白いのと同んなじで

      扱いを覚えていく楽しさは持ち主しか味わえない特権であり

           趣味の基本な気がするんですよね。

      

         さてさて、レンズがきまればカメラですよ

            Lマウント?何それ?知らん!

         おや?このブログの人のカメラ良くない?

 

            調べたらLeica DIII

        

      おやおや、医学薬学と化学力が世界一ィ!のドイツ生まれ

         マイスターの国ドイツの品物であれば

          機能、耐久面信用度も高く良いじゃないですか!

 

     と思いつつマミヤさんとイチャイチャして日々は過ぎて行きました

 

          ある日馴染みの骨董屋に伺うと

         丁度引き上げ帰りの所でした。

      蔵上げ品が並べられている中に幾つかカメラが。

 

              お?カメラ

             ん?おやおや?

 

           居たんですよ、ライカさんが!

          しかもズマールを御召しになられて!!

 

         もう運命だよね!って事で主人に交渉

           10万前後を覚悟してたのですが

            なんとタダで貰いました。

   

        以前叩き売るつもりの刀束からたまたま私が

     良品を見つけた事があり、その後主人が多いに稼いだらしく

            その礼との事でした。

 

              その話初耳

       なーーーーんて事は気にもせず有り難く頂戴致しました。

         後日良いお酒を持参し改めてお礼をしました

          タダは確執とトラブルの種だからね。

         最低限の誠意は忘れないようにしましょう。

 

           ライカさんDIIIは間違いないのですが

            No.と型番がずれてたんです。

            このNo.のDIIIは製造してない!

        パチモン疑惑を彼女へ向けてムズムズしてた私に

               友人の父が

 

           これDIIの本社DIIIカスタムだよ、と

 

            .............疑ってなかったよ!

            こんなに精巧に作られてるし

         機構もピントもバッチリで疑う訳ないじゃん!

              ねぇライカさん?

                あれ?

              おーいライカさん?

 

        とまぁ少々気難しいライカさんは無事誤解もとけて

     今はマミヤさんと共に私のお出掛けにも付き合ってくれています。

 

        うちのライカさんは1933年初期ロット生まれです

               もうすぐ90歳かぁ。

       今日生産されたカメラで90年後に現役でいられるものは

                ありますかねぇ?

 

           妾のライカさんは現役だぞ!って話でした。