こんばんは
隙間が嫌いです
ゲジゲジが出てきそう
掃除が面倒
ナニかが覗いてくる
隙間風でお腹が痛くなる
自分で部屋作れたら
箪笥や本棚を
全て壁に埋め込みたい
寝床もロフトにして
床全体を自由に使えるようにしたい
のびのび
さてさて
わたしは重度の高所恐怖症
二階の屋根に上っただけで
足がガクガクブルブルです
そして
他人が上ってるのを見るのも恐いです
そんな
腰抜けなわたしですが
冬は喜んで高所に上り
景色を楽しみ
飛び降りてケラケラ笑えます
冬は鳥になれるんです
むかーしむかし
真冬に
中学の屋上から飛び降りるのが流行りました
馬鹿の申し子であるわたしらは
次々に飛んでは
先生や当時の彼女に怒られてました
いい加減横槍が鬱陶しくなってきた頃
昨日おれ
▲▲陸橋から飛べたぞ!
と
登校して来るなり
馬鹿Aがストーブにたむろしてる
馬鹿sに自慢してきました
▲▲陸橋は線路を跨ぐ道路で
高さは三階建ての校舎よりも高い
つまり馬鹿Aは
お前らよりおれの方が凄い
と
挑発してきてるわけです
勿論
頭の軽い馬鹿sは
は?調子乗んなよ?
となる訳です
んで
おれらも行くぞ
と
なり
陸橋に向かうわけです
授業?
わたしらが学生の頃は
屋上から飛んで張り合うような馬鹿は
授業免除されてたんです
うん
おれから行く!
は?おれが先だ馬鹿
あん?お前調子に乗んなよ?
等々
馬鹿が馬鹿な牽制し合い
着く頃には
喧嘩寸前
じゃぁさ
せーので飛ぼう
と
馬鹿の中の良心Aが妥協案を出し
全員で手すりにスタンバイ
下を覗くヤツは1人もいませんでした
お?ビビってんの?
ってなりますからね
んで
せーので
一斉に
とう!
わたしを含め5人飛んで
何故か
良心Aが見事に
雪に埋もれてた側溝位置にピンポイントダイブ
深雪のお陰で衝撃は弱まりましたが
左足を複雑骨折
ぎゃーぎゃー
喚く良心A
わたしらは腹辺りまで雪に埋もれ
助けに行きたくても
雪から抜けなくて芋虫みたくモゾモゾ
騒ぎを聞きつけた近所の住人がやってきて
良心Aを救出
99車と教師が来て搬送
程なくして
警察が来て聴取
生徒指導の先生にシバかれ
散々でしたよ
今日
会社の雪下ろし中
後輩らが屋根からぴょんぴょん飛んで
騒いでるのをぷかぷか眺めてたら
なんとなく当時を思い出しました
その翌年の冬
側溝に不意打ち喰らい敗北を味わった
良心Aが足にボルトとプレート入れて
見事リベンジを果たしたのは
また
別の話
因みに
最初に陸橋から飛んだ馬鹿Aは
ちび姫の父親です
若者よ
馬鹿にならず
死なない遊びをしましょうね
馬鹿は寿命を縮めます
半端な良心は大怪我します
やるなら自己責任でとことんやる
やらないなら関らない
子供如きの意地やプライドでは
他人から命の保障されてませんからね
という
お話