マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

ガングロ駆除の日本史

 

 

               こんばんは

 

            

                           

                さてさて

 

              私らが学生の頃

 

              ガングロという

           世にも奇っ怪な生き物が生息していた

 

      ガングロ研究の権威である黒鮑淋棒先生の著書から一部引用

 

              オスメス大差ない外見

               群れで生息して

             鳴き声の五月蝿い生き物

        病持ちが多いため一般人には注意喚起が行われ

             保健所がゴムを支給して

            パンデミックを警戒していた

 

         独自の幼稚な言語でコミュニケーションを図り

      オスはくろむはーつと呼ばれる合金製の工芸品を身につけ

        メスは短い腰巻きに贅肉の様な足袋を着用していた

           ぷりくらという原始的な写真シール機で

           コミュニティや交尾相手を新たに作り

      ぷりくらやぶらんどに使う金を稼ぐため部族外の物好きに

            体を売るメスも多々確認された

 

         道端に乞食の様に座り込む事でマーキングをし

         わざわざ大声で威嚇するようにわめき会うのも

               共通する特徴である

 

              酷く悪臭を放つ個体もあり

             コミュニティ内では一目置かれ

       そうした個体を真似て沐浴をせず細菌を体表に纏う習慣も

           特定のコミュニティに浸透し定着した

 

           目をそむけ鼻を摘まみたくなるその習慣は

               コミュニティ内では

             誇りでありむしろ崇められた

            細菌、悪臭の多いものは神格視され

           暇なメディアにより一般人に紹介された

 

             オスは交尾した数が誇りであり

          如何なる醜女であろうとそれを自慢するという

              独自の思考回路を持っており

        口先だけはヘラクレスも凌駕するほど長けていたが

              腕力を計ると凡人並みと言う

               何とも間の抜けた話だった

 

                世紀が明けると

             保健所、地方自治が中心となり

         不潔で不快なこれらの駆除が至るところで始まった

 

           住み慣れた縄張りを追われたガングロは

          他の地域でも駆除が始まったのを理解すると

           山地や海辺等で新たな縄張りを作ったが

           誰1人生活スキルを身に付けておらず

               次々に死滅していき

 

   2014年に五反田と赤坂で確認されていたオスメス個体が死んだことにより

             政府より根絶完了宣言がだされた

 

             一部の学者や研究者の間では

     山や海に逃げた個体が繁殖し生存しているとの説も囁かれているが

           学習能力のないガングロに環境適応力は無く

         性病による遺伝子欠如で生存の可能性は皆無というのが

                定説である

 

               諸説あります

                って話