マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

本と子供

 

 

              こんばんは

 

        新しい物事に新鮮さや魅力を感じられないのは

           それが新しいのでは無くて

       既存の改良型と言うのを頭が無意識に理解をしているから

 

        そもそも頭で理解出来る時点で基礎がある証

              鮮度は無いわな

 

        海外のカブトムシ図鑑で見た時の衝撃や

        図工で椅子を組み上げた時の達成感

        彼女が出来た初々しさは

          最早初めての気持ちで体験する事は無い

        

         対策も応用も出来るつまらない繰り返し

         新しいモノ好きや移り気ばかりの人間は

     リセットすることで初体験の感覚を無意識に求めているのかな?

 

                さてさて

 

        児童書~死体写真まで様々な本が並ぶ当家の本棚

 

   遊びに来た友人も寝転がって夢中になるので五月蝿いのホイホイとしても

               活躍してくれます

         興味ある本を見つけては関連ジャンルを集めて

              選別した強者揃いです

 

              その本棚にお客が1人

 

            栞を挟んでいた本を引っ張り出して

                 何時も通り

        三毛猫クッションを机と体で挟む様に抱きながら

        あれこれ私に話しかけながらペラペラ読み進めていく

 

         猫公園に行く予定だったけど生憎の天気だったので

             私の家でのんびりする事になった

 

                これ何て読むの?

           

               これってどーゆー事?

 

              質問ばっかで集中出来ないから

       私は読書と昼寝を諦めてプカプカしながら映画を見はじめる

 

              栞をしっかり挟んで本をたたみ

       もそもそと三毛猫クッションを両手で抱き直し映画鑑賞に

          切り替えたがホラーと気付くと文句を言いながら

                 読書に戻る

 

               どっか出かける?

 

                 んーん

 

               お昼何食いたい?

 

                何でもいいよ

 

               出前取ろっか?

 

                 やったー!

 

       ラーメンを食べてからホラーで無い映画をのんびり見てたら

              クークー寝だしたので

               私もつられて昼寝

 

         起きたら暗くて日にち?感覚がおかしくなった

            

          くーくー寝てるのを布団に移して

 

             おこたでのんびり読書

          

           友人が迎えに来たが起きないので

           寝たまま抱えられて帰って行った

 

               何てよむの?

                これ何?

 

           毎回が発見と驚きなのは羨ましい

       それだけでも日常を楽しめるというのは子供の特権

 

           子供に戻りたいとは思わないけど

           子供のまっさらさには憧れてしまう

 

          握ったまま連れ去られた三毛猫クッション

            ちゃんと返して下さいよ

              ってお話でした