こんばんは
針穴写真ってご存知ですか？
とあるきっかけで
遠藤志岐子さん
という方を知りました
不思議な雰囲気が写る針穴写真
通常フィルムともデジカメとも全然違う
癖になる不思議な雰囲気
展示会も見に行ってみたい！
生で見てみたいなぁ
壊れたマミヤプレスがあるので
改造してわたしも
針穴で遊んでみたいなぁ、、、
さてさて
以前
初めて入った他県の骨董屋で
額縁に入れられた
ヨーロッパ？の古写真を見つけたことがあります
こんな感じの写真でした
ガラス湿板
って言うのですかね？
余り詳しくはないのですが
ガラスに像の写ってるアレです
こー見ると
一連の作業も味ありますねぇ
んで
写ってたのは
ドレスみたいな服を着た
若い痩せてる美女
お！
と思い
手に取ったのですが
これが
恐い
物凄い質感というか
存在感が出てて
鳥肌が、、、
うわぁ
こりゃダメだ
ガクガクブルブルしてると
んなことを知らない店主が
安くするよー
とニコニコ
とりあえず愛想笑いを返し
写真に目を戻すと
ぞわぞわぞわ
と悪寒
両手を腹の前で組み
何気ない立ち姿
口元は少しはにかみ
上目遣いでこちらを見る
その目には視線がある
こちらを見てる
目が合う
ぎゃぁ
目を合わせないようにしながら
店主さんに返し
アレコレ話しながらやんわり退店
古写真の本が何冊も本棚にありますが
あのとき
「生の写真」
というモノの
迫力を知りました
今でも
あの写真を思い出すと
美人の口元が少しづつ動き
ニコッと
はにかんで笑うのを想像すると
ゾクゾクします
正直
欲しかったです
でも
それ以上に
恐かったんです
でもなぁ、、
毎日
あのニコッが見れた生活も
味わってみたかったです
幽霊画に色気があるように
恐いは妖艶なのかもしれません
機会があれば
もう一度
あの骨董屋を覗いて
美人さんの
ニコッ
をゾワゾワしながら見たいです
買いませんがね
恐いもん
という
お話
