こんにちは
朝だよ~
う~ん
お粥できたよ~
ん~
いらんよ
ん?
ボヤボヤ視線を向けると
鼻先にちび姫
自称看護婦が来た
それも
親子で
○○ちゃん
昔からこの時期弱いよね
熱ないし大丈夫だよ
娘連れて帰れや
今晩大丈夫なら帰るよ
は?
泊まる気なん?
え?
うん
夕方に
みんな来るって言ってるし
お粥を
あ~ん
したい
小さいのを片付け
お粥を頂きゴロゴロ
モコモコ降る雪が窓から見え
コソコソ表に見に行きたいけど
フローレンス刑務所並みの厳重警備
と化したこの部屋から抜け出す方法は無い
トイレに行くのも
テコテコ憑いてくる小さいのが居る始末
そんな大袈裟な話なんかねぇ?
というより
看病と言い訳して
呑みに来る旦那連中は
必ずいつか始末してやる
さてさて
密だなんだと
騒がしい世の中ですがね
心まで隙間風吹くようじゃぁ
人間お仕舞いでさぁ
形式に囚われて常識失っちゃ
本末転倒
わたしらは自分で考えて行動できる
「人間」なんですからね
という
お話