マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

金窟につく蟲

 

こんにちは

 

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Kowa SIX KOWA85mm F2.8

 

 

桃川系

という

刀鍛冶が居ました

 

知名度はイマイチですが

肥後の藤原正国や

伊勢の千子村正のような

無骨でよく斬れそうな良い刀を打つ

素晴らしい刀工だと

わたしは思います

 

実際

良く斬れましたし

 

うちの師匠が持ってたのは

長吉銘の2尺2寸ほどの刀でしたが

重心も安定してるし

重ねも程よく

豚の頭蓋骨を簡単に両断しました

 

斬れなきゃ刀は話になりません

それが仕事なのですからね

 

 


必殺仕事人Ⅴ(主水の仕事!)

 

 

刀剣の美しさは観賞の美が

今や重視されてますし

刀工の名前でブランド化されてるのは

信長の時代より昔からです

でも

昔は美しさに加え

斬れる事

が重視されてた筈です

 

鍵屋の辻の敵討ちにて

荒木又右衛門が

愛刀の伊賀の金道を木刀で折られた

という話は

後代

刀を求める武士の間に広まり

実戦においての信頼度を著しく落とした

との話もありますからね

 

江戸時代になり戦闘の機会が減ると

刀の切れ味は

見栄に変わりました

 

首切り役人へ

方々の大名や商人が

試し斬りを依頼して

刀剣に箔をつけたわけです

切れ味による

業物順列を製作したのは

今時の商売に通じるナニかを勘ぐってしまいます

 

では

今の時代の刀とは?

 

わたしに言わせりゃ

使わない包丁です

 

伝統を重んじる筈の刀剣協会も

実力より師匠の名前で弟子を評価し

後継者育成より

一部の人間の私腹を肥やす

ありきたりの腐った組織に成り下がってます

 

日本全国の伝統技術というモノは

実力で評価され

正しく金が使われてる所は

どれだけあるのでしょうね

 

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Kowa SIX KOWA85mm F2.8



さてさて

 

 

わたしは刀好きです

だから

それを取り巻く連中の腐敗が本当に厭です

 

ファンですら呆れてるというのに

自分の首と

業界の立場絞め殺しながら

伝統技術はどこに行くのでしょうねぇ、、

 

という

厭な話でした