マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

赤松の香り

 

 

 

             こんばんは

 

 

         今日は良い天気で鼻が死にましたが

    現場でコンクリートに蕩けてる猫をわしわし出来たので

            乗りきれました

 

           良いこともありましたし

              ご機嫌です

 

              さてさて

 

            暑さに弱い私は

      今日位の気温で動き回るだけでぐったりします

             てなわけで

      毛布とおこたが恋しくなるお話でも如何でしょうか

 

 

           神社巡りが好きな私は

           目的なくふらふら出掛けて

   何気無く見つけた神社にカメラを持って立ち寄ることが好きです

 

         私の住む県は日本でも神社の数がトップ

              その上

            無人神社が多いので

         なんとなく神社巡りには困りません

 

             困るとすれば

          方向感覚皆無の道音痴な事と

           スズメバチ先輩位ですかね

 

         ある神社を見つけて立ち寄った時のお話

            

          山奥の峠道を進んでたとき

          鳥居が見えた気がして引き返し

              車を寄せると

             松の茂みに隠れ

         鳥居と斜面を登る階段がありました

 

         松の枝が点々と落ちてる古い石段

          人が手入れしているようで

         両脇の松林はきちんと枝打ちしてあり

        林の奥まで視野と風通しが保たれてました

 

        熊が飛び出てくる心配も無さそうですし

          スズメバチ先輩の気配も無い

               

            鳥居前で一礼してから

       カメラとジュースを持って石段を登っていくと

            途中で石段が横に折れて

        少し斜めになる感じで境内に繋がってました

 

           境内前の小さな鳥居を潜り社の前へ

 

          境内はよくある無人神社と変わらず

      がらんとしてて特に何かある訳ではありませんでしたが

              小さな社の横に

          冬囲い用の板と竹ホウキがありました

 

              挨拶を済ませて

            あちこち写真をパチパチ

 

            大きな松の樹が数本あり

        空気が澄んでてとても気持ちよかぬたです

 

              お別れを済ませて

              石段を降りていると

 

             ある事に気がつきました

 

           何処にも神社の名前が無かったのです

 

               鳥居にも社にも

 

                 ん~

 

    ○○神社って言うんだよ

 

              右耳に息がかかり

             女の子の声がしました

 

          驚いてそちらを見ますが何も居ません

             赤松の林があるだけです

 

                 へぇ~

 

           びっくりし過ぎて笑ってたら

 

           上の境内から子供の笑い声と

         ケンケンパをする声が聞こえてきました

 

          この話を地元が近い友人に話した所

            

              あの神社は

             

              過疎化で

             管理が疎かになり

             10年程前の大雪の際

             雪の重みで倒壊した

              社は今は無い!

 

             とのことでした

             

         それから私は確かめには伺っていません

              怖いからでなく

          何もない境内を見るのが嫌だから

 

            小さいけれど古い味のある社

             

            写真は全部白とびしてました

 

          

          神社は不思議と面白い事に良くあいます

 

           今年はどこの神社に行けるのか

     相変わらずなんとなくふらふらお出かけするんだろうなぁ

                というお話