マミヤさんと何となく

なんとなくな暇潰しの話を なんとなく楽しんで頂ければ幸いです。

面は本質を隠して偽る道具或いは本質に被せて移す媒体

 

                こんばんは

 

            ササッと予定を済ませてきました

                もうササッと

 

            今日はアレを見ずに済んだのですがね

                箪笥に入ってましたよ

            黒漆の箱に紫のフクサを幾重にも巻いて

              丁寧に納められておりました

 

       一応確認するわ

 

          骨董屋の旦那さんと私、それと数名の常連さんが

                見守る中で御開帳

 

             箱の内側は赤漆塗りになっていて

         紫のフクサが敷かれクッション?のようになってました

 

             白黄がかった地肌に半笑いの表情

               

              良く目にする一般的な翁のお面

 

          あれ?

                  昨日見た目玉無い?

 

       へー!こりゃ綺麗だ

 

               常連さんは大盛り上がりですが

                 私と旦那さんはフリーズ

 

          一人の常連さんがお面をヒョイッと持ち上げたとき

 

              反対側にいた私らはウワッと後退り

 

                その面は木製だったのですが

 

             内側が木目でビッシリ埋め尽くされていて

           

                大量の目玉の様に見えました

 

                 その場に居た皆が確認し

                   御箱へ戻しました

 

          県外同業者への引き渡しが既に決まっているので

         このお面と箪笥は一緒に快適な旅行に近々出発します

 

      営業妨害になっても嫌なので敢えて色々はしょって書きましたが

           箪笥もお面も好きな方には堪らない極上品です

 

                  友人の母いわく

                2つで1つだそうです。

 

          元々御神木か何かだよ

       どっちに成るかは持ち主次第だけど

          オススメはしないね

 

                  だそーです

        これからあなたの町の骨董屋に行くかもしれない素敵な品物

               縁が無いことを願っています

 

               骨董屋は魅力がたくさん!

                 って話でした